親子で楽しめる読み聞かせ”こんとあき”で子育て意識が変わる

子供も大きくなってお話も分かってきたし
もっと親も一緒に楽しめる絵本ないかなぁ

そんな迷える絵本選びに 『こんとあき』をお勧めします。

はぁ~
『こんとあき』なんていい本なんだ!
この魅力をみんなに伝えたい!!

あやぽりん

これを読むと
・『こんとあき』の魅力が分かります
・ちょっとお疲れの読み聞かせが変わります
・子供がいないときに一人で読んでうるっとします
・子育てに対する意識が変わります

『こんとあき』とは、、、

『こんとあき』は3、4歳を対象年齢にした冒険物語の絵本です。

おおまかなあらずじ

キツネのぬいぐるみ”こん”

生まれてくる赤ちゃん”あき”の子守りをするため

さきゅうまちからやってきました。

赤ちゃんだったあきはどんどん大きくなりますが

こんはだんだん古くなり、

ある日、腕がほつれてきてしまいます。

ほつれた腕を直してもらいにこんとあきは

こんを作ってくれたおばあちゃんが住むさきゅうまちへ

2人だけで向かうことにするのですが。。。

作者は林明子さん

林明子さんは日本の絵本作家で『こんとあき』の他にも

『はじめてのおつかい』や『おててがでたよ』など

幼児向けの絵本を多数出版されています。

特に柔らかい色合いと、リアルなタッチの絵が特徴的です。

子供の表情やすべすべなほっぺなんて本当に上手です

あやぽりん

子供からみた『こんとあき』の魅力

この絵本はもちろん子供からの人気もとても高いです。

我が家でも夜に何冊か絵本を読むのですがいつも読んでとリクエストされる一冊です。

特にこんなところでテンションが上がってます。

かわいいこんにきゃっきゃ!

こんがとにかくかわいい!!

喋り方はまるで子役がセリフを言ってるみたいなんですが ←おいっ

リアルでやさしい日常の絵の中に喋るぬいぐるみが居る光景に

子供は自分も物語に入りたいと思って見ているようです。

2人だけの冒険にわくわく

3、4歳くらいのあきとぬいぐるみのこんの冒険

うまくいかないことが多いけど親から離れて

2人だけで電車に乗りおばあちゃんちを目指す姿に

自分の姿を重ねてるようです。

大人のうるっとポイント

この本の魅力は

大人も一緒に絵本時間を楽しめるところにあると思います。

子供のために読んであげるだけでない大人目線の楽しみ方はこちら!

優しい”こん”にうるっ

こんはおばあちゃんに頼まれたあきの御守りをちゃんとします。

電車にのると

「あきちゃん、まどのほうにすわっていいよ」

お弁当を買っていてドアに挟まれたときも、

迎えに来たあきに

「おべんとう、まだあったかいよ」

だいじょうぶ、だいじょうぶが口癖のこんの優しさに

うるっときてしまいます。

こーーーん!!!

”あき”の成長にうるっっ

こんに守られているあきですが

物語が進むにつれあきは成長していきます。

しかしそれを示す文章はありません。

成長は行間と絵から伝わります。

最初のあきは少し不安そうで控えめな表情をしています。

終盤、砂丘の中でこんを背負い歩く姿は

こんに守られていたあきとは違います。

こんを背負いおばあちゃんちを目指すあきの場面では

その表情や足取りは描かれてませんが

親になって見るとその頑張りにうるうるしてしまいます。

また、表情など絵が上手!!

無事に着いてうるっうるっ

砂丘を後にするあきの姿をみた

次のページにはおばあちゃんが家の前で到着を待っています。

その場面を見ると

よかったねぇ~よかったねぇ~とうるうる度MAX状態です。

またおばあちゃんが包み込むような優しさの持ち主で

今時のおばあちゃんと言うよりも

私たち親世代のおばあちゃんに近くて

この物語で一番ほっとする場面です。

子供に向ける視線が変わる

この本は特に教訓や教育的なことは何も言っていません。

しかし読み終わると子供に向ける視線が多少変化し

子育ての意識が変わります。

それは、、、

見守ることでできる成長

努力しようとしなくてもやりたいことがあれば子供は頑張れるし

大人があれこれ準備しなくてもちゃんと考えられるんですよね。

いやはや反省反省

これから子供に何か挑戦したいと言われたら

この絵本を思い出して見守りたいものです。

”こん”とは何だったのか

すこし視点を変えて”こん”について考えてみたいと思います。

この物語、人も風景もとてもリアルなので

喋るぬいぐるみ”こん”の存在がとても気になります。

私が思うに”こん”の存在は親子でこんな風に見え方が違うと思います。

  • 親はあきの成長が分かりやすい
  • 子供はこんな友達がほしいと思う

親から見た”こん”

この物語、実は親が出てこないんです。

そこで重要なのがこん。

こんにいつも守られていたあきですが

あきも成長し今度はこんを助ける側になります。

これが喋るぬいぐみ”こん”ではなくパパやママだと

やはりお手伝い感や甘えがでますがこんとあきだけだから

読み手も見守る応援で心が揺さぶられます。

子供から見た”こん”

子供にとってのこんは、単にお友達の感覚でした。

今まで自分でもぬいぐるみを友達のように遊んできた子供だからこそ

実際に喋って一緒に旅に出かけられたら楽しいだろうなぁ~

って感想だそうです。

確かに1人でおばあちゃんちまで電車で行くのではちょっと不安でも

仲良しのぬいぐるみとならワクワクしてきますよね。

おまけ『こんとあき』に隠されたヒミツ

この絵本なんだかいろんな秘密が絵に隠されているようなんです。

表紙では作者:林明子さんのご両親がいたり

駅に”チャップリン”それを見る”不思議の国のアリス”

”タンタン”がいたり

途中にも”さむがりやのサンタ”

他にも”ピーターラビットのマグガレーさん”

”不思議の国のアリスの公爵夫人”など

子供も一緒に探すのも楽しいかもしれません。

まとめ

いかがだったでしょうか。

30年以上愛されている物語ですが時代や風景画変わっても

全く色あせることなく

子供にワクワク、大人に感動を与えてくれる絵本です。

この絵本でちょっと読み聞かせにお疲れなパパママも

きっと楽しみながら子供との絵本時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。

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