【実録】ツライ!産後うつかかるまで回復するまでプロセス

私が初産の時にかかった”産後うつ”についてまとめました。

こんなこと書いてあります
・ どのように産後うつにかかったのか
・ どうやって産後うつから回復していったのか

産後うつになった原因は大きくこの3つです。

・母乳育児にこだわってしまった
・家事を出産前と変わらずこなそうとした
・一人で抱え込んでしまった

特に私が執拗に母乳育児にこだわってしまったことがかなり大きな原因と思います。

また、産後うつからの回復には多くの周りの方の支えがありました。

ざっくりこんなことが回復につながりました。

・桶谷式助産院に通い始める
・幼児教室に通い始める
・外出しなければいけないことが増えた
・母が頻繁に家に来てくれる/外出に付き添ってくれる
・夫の協力

※私は心療内科を受診してません。

(この時点で心療内科受診しても良かったとかアドバイスあれば教えて欲しいです)

暗くならないために産後うつ~回復まで一気にまとめたら長文になってしまいましたが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

もし”辛い所は読みたくない”って方は下の目次から後半に飛んでください。

産後うつにかかるまで

産後うつの原因
・母乳育児にこだわってしまった
・家事を出産前と変わらずこなそうとした
・一人で抱え込んでしまった

入院時点で産後うつの兆候が

11時間のお産の末、無事に娘を出産するのですがそこから退院までに段階を追って産後うつにかかります。

頻回授乳で寝不足

早朝に出産した私は夕方には既に娘を抱っこし初乳を与えるため初めての授乳を行います。

この際、助産師さんに母乳育児か混合か完全ミルクか希望を聞かれます。

母乳育児希望ですけど足りなければ混合でもいいです

あやぽりん

はじめこんなゆるい決意だった私があれよあれよと母乳育児信者になります。

母乳育児をはじめたはいいですが初めは母乳の出もよくないので娘もお腹がすきます。

そして始まる頻回授乳。

授乳を終え、娘を預けて30分もしないでまた授乳に呼ばれます。

当時は無知だったため授乳自体が片方30分の左右で1時間もしていた為、睡眠時間はどんどん削られていきます。

ここで音をあげていればあれ程の産後うつになることはなかったのですが、

授乳室には多くの寝不足ママがいたので私も頑張ってしまいます。

その甲斐あってか母乳の分泌はだんだん良くなりました。

助産師さんに見てもらっても十分出ていると言ってもらい完全母乳でいけると思ってしまいます。

これで娘もお腹いっぱい飲んでくれると思いきや体重はどんどん減るのです。

※とは言え生まれてから2,3日の赤ちゃんは誕生時から90%まで体重が下がるとされています。

とうとう娘の体重は出生時の90%を割ってしまい助産師さんも心配しだします。

助産師さん

もう少し回数を増やしましょう

助産師さん

授乳後ミルクを足しましょう

助産師さんによってアドバイスが違いますが皆さん本当に私の話を聞いてくれて一緒に考えてくれました。

最終的にはミルクを少し足すことで体重が回復し無事退院となるのですがこの時点ですでに軽く限界が来てネガティブ思考です。

退院に向けたお勉強で寝不足

また、入院中は退院後の指導もあるので意外と寝られません。

今日は沐浴指導、明日は栄養士指導、退院前の経過診察、そして私自身の食事や入浴。

しかも出産直後に出産報告をSNSや仲の良い友達のグループLINEに載せたことでありがたいことにお祝いメッセージの嵐。

それに私ぽちぽちと返信しているのです。←これやっちゃいけない!ホント‼

退院時は今日から娘を一人で育てるプレッシャー(本当は違うけど当時はそう思ってました)で泣きそうな私に多くの助産師さんが

助産師さん方々

困ったらいつでも連絡ください

と言葉をくださって退院に至りました。この後、本当に電話します。

帰宅初日の夜が地獄

なんと私、母乳育児をしようと思っていた為、ミルクの道具一式を全く用意してなかったのです!!!

焦ってアマゾンに登録し、ミルク道具を注文するのですが帰宅当日には間に合いませんでした。

退院時、助産師さんからこう言われます

助産師さん

赤ちゃんは環境がかわったことに気づいて今日は病院にいるときより夜泣きが激しいかもしれません

夜、授乳をするも1時間もしないで泣き出す娘。

そしてまた授乳、、、寝ない泣いてる、、、授乳

これがずっと続き、いつ寝たのかも記憶にないほど気づいたら朝でした。

ミルクに頼らず母乳育児にすべく耐える日々

帰宅した家には当時、転職の間で有給消化中の夫が待ってました。

そして近くに住んでいた実家の母が毎夕食を作って夫に持たせてくれました。

当時、リビングにベビーベッドを置き、私はリビングのソファーベッドで寝てました。

ベッドの寝心地の悪さとベビーベッドが少し離れていたのもしんどさを増したと思います。

夜中1度目の授乳はすぐに娘も寝るのですが明け方の授乳はなぜか終わっても泣いてることが多く焦りと眠さで本当につらかったです。

また、様子を見に来た母からオムツ交換中の私の無表情を指摘され、夜間でも娘に明るい声かけを心がけてたので体力の消耗が半端ない。

見かねた夫が2日間も夜間に娘の面倒を見てくれました。これは本当に感謝してます。

昼間もほぼ授乳しかしてません。

ミルク一式用意したのですが本当につらいとき以外使わないようにしてました。

当時の私はミルクを飲ませすぎたらミルクに引っ張られて母乳を飲まなくなるor母乳がでなくなると本気で思っていましたし、頻回授乳こそが母乳育児に繋がると思ってました。

さらにミルクを飲ませるようになったら外出が大変と考えていました。

2週間検診で衝撃の事実

生後2週間経った頃、出産した病院の2週間検診に行きました。助産師さんに赤ちゃんの身体測定と産後の生活についてお話しするものです。

そこで娘の体重がまだ出生時の体重に戻ってないことが判明します。

一般的に新生児期は体重が日増し30g~45gとされてます。※最低でも20g

娘は日増し15gでした。

あんなに泣いていたのはお腹がすいていたからなのかと娘にひどいことをしたと猛省しました。

そして授乳が辛い、特に夜間授乳がつらいことを相談し

助産師さん

夜間授乳が辛いなら添い乳にしてみましょう

と提案され、添い乳のやり方を教えてもらいその日は少し心を軽くして帰ります、、、この添い乳がまた波乱を生みます。

1ヶ月検診でさらに事態は悪化

何とか娘が誕生し1ヶ月経ち1ヶ月検診の日になりました。

この時にはすでに夫も新しい会社へ出勤してました。

初めての娘との外出です。(あ、母も付き添ってくれます)

私も身支度をしなくちゃいけないのに、いくら授乳しても娘が泣き止みません。

付き添いの母が我が家につき、ミルクを与え相手をしてくれている間にやっと自分の身支度が整いました。

そして病院へ行き、前回以上にショックなことが判明します。

娘の体重が出生時の体重より10gしか増えていないのです。

日増し10gでした。

体に異常はなかったのですが体重が全然少ない。

先生からは授乳後にミルク100mlを足すよう指導されて終わりました。

早速その日からその方法に切り替えます。

しかしこの追加のミルク100mlを飲むと娘がかなり寝るのです。

どれくらい寝るかというと次の授乳の時間になっても母乳を咥えることができないほど。

悩んだ私はとうとう出産した病院の助産師さんに電話します。

これまでのいきさつをすべて話します。

助産師さんは親身に話を聞いてくださり、また検診をしてくださることになります。

この頃の私は母乳育児に憑りつかれてネットで母乳の増やし方ばかりを調べ一喜一憂してました。

あやぽりん

2度目の助産師の検診

当日、体重を計ってみるとかなり増えてます。

日増し60g越え!!

これは増えすぎそりゃ寝るわ!

といった感じですミルク足しは60mlになりました。

一方、私自身の生活は産後1ヶ月を機に母からのサポートがなくなり、家事を徐々に始めるのですが全くこなせませんでした。

今まで丁寧にこなしてきた家事をなかなか手抜きできないのです。

フライパンに肉を入れたジュッって音で泣く娘を抱きあやしての連続で夕食が10時頃になることも、、、

その間、昼から何も食べられてません。

この時期に、もしかして私メンタル弱ってるかなと感じたエピソードがあります。

それは母と話して父に買い物を頼んだときのこと、伝達がうまくいかず父が間違えた買い物をしたとき。

私が母に「ちがうじゃん、そう言ってないじゃん」と強めに言ったところ、いつもなら言った言わないの押し問答になるところ母が言い返した時点でめそめそ泣いて電話を切ってました。

その後、すかさず夫が私の両親にメンタルが弱ってることを伝えてくれ、周知の事実となります。

産後6週間いまだ出口がみえない授乳問題

1ヶ月検診から2週間がたった頃、今度は地区の助産師訪問がありました。

そこでまた体重の増えがよくないと心配されます。

そしてベビーダイアリーの記録を見てこう言われます。

助産師訪問さん

この時期の赤ちゃんは1回の授乳がとても重要です。
あと1回は1日の授乳回数を増やしましょう

正直、授乳に1日の大半がとられておりさらに回数を増やすように勧められその言葉が重くのしかかります。

助産師訪問後、その日の私は泣き無気力になり夫の帰りを待ち帰宅した夫に言います 。

「つらい、娘をかわいいと思えない」

ここがどん底でした。

この頃は毎朝目が覚めるのがとても憂鬱で仕事に出かける夫を羨ましいと感じてました。

産後うつからの回復

産後うつから回復した要因
・桶谷式助産院に通い始める
・幼児教室に通い始める
・外出しなければいけないことが増えた
・母が頻繁に家に来てくれる/外出に付き添ってくれる
・夫の協力

桶谷式助産院に通い始める

生後1ヶ月半のどん底のころ桶谷式助産院に通い始めました。

きっかけは助産師さんのアドバイスで

母乳マッサージと共に授乳の相談にのってくれる桶谷式というものを知りました。

しかし1時間弱の診察でなかなか値が張ります。

参考までに私が通ったところはこのようになってました。

※だいたいどこもこれくらいです。

【料金】
初診…¥5,500 ※マッサージに使用するタオル代込み
再診…¥3,800

通うとなったら何度か通うことになるので夫に相談するのですがその時の夫の言葉がとても優しかった。

「いいよ。行かなくて結局、精神科に通ったりするなら同じこと」

この言葉がなければもっと悪い方向に進んでたんじゃないかと思います。

助産院に行ってみて

事情をすべて話しマッサージが始まります。マッサージしてみての先生の感想は十分出てるとのことでした。

助産院さん

それでも赤ちゃんが泣くならミルクを足してもいいし、
母乳を頑張りたいなら夜間だけは母乳メインでどう?

とのことです。

そして、生活の仕方や食生活についていろいろ指導を頂きました。

詳しい内容についてはまた追々記事にします。

ネット魔だった私調べでは助産院の先生は様々で、かなりストイックな先生もいるとのことでしたが私の行った所は結構ゆるくて

再診の時に

夜も寝る前はやっぱり泣いちゃうのでミルク飲ませるしかなくて

あやぽりん

と指導通りにできなくても

助産院さん

そっかぁ

とやさしく話を聞いてくれる先生でした。

こちらには10日に1回くらいのペースで4ヶ月くらい通いました。

助産院に通い母乳量を増やすために行った習慣についてはこちらでまとめてます。

食事は母乳を考えたメニューが長いこと続きましたが

夫は「うんうん」と同じメニューを食べてくれました。

そして娘もやっと大きくなり生後2ヶ月の検診でやっと小児科の先生からもう大丈夫と言ってもらえました。

それから1週間後には再度、地区の助産師訪問もあり、そこでは助産院で母乳マッサージを始めてもらったこと、ちょっといい授乳クッションを買ったことを報告します。

すると

助産師訪問さん

自分で考えて助産院に行ったりちゃんと対処されてて良かったです。
母乳育児希望の方は強い思いがあるのでなかなかやり方を変えられない人もいるので、、、
前回より顔色もよくなりましたね

やはりプロ!見抜かれてました。。。

この頃は昼間の授乳後に毎度ミルク80mlを足すスタイルが定着し、たくさん飲んでいそうでもミルクを飲ませ娘が満足そうにしているとほっとしました。

すると家事ができる余裕も生まれ様々なフラストレーションも解消!!

幼児教室に通い始める

生後6ヶ月から幼児教室に通い始めました。

我が家はもともと娘に0歳からどこか幼児教室に通わせたいと考えていました。

ちょうど夫の会社の同僚がおススメの幼児教室を教えてくれたので通い始めるのですが、そのことがまた回復に繋がったと思います。

教室のカリキュラムという以前に毎週決まった時間までに外行きの格好をして少しおしゃれな街に出かけるということが、また社会に出られた解放感に繋がりました。

もちろん教室の内容も我が家とマッチし子育てについて相談できる信頼できる先生方の存在も大きかったです。

これまで”お世話”をしていたのがこんな風に育ってほしい、こんなことを体験させてあげたいと”子育て”という発想に移行していったいい機会だったと思います。

教師の内容については追々詳しく記事にする予定です。

外出しなければいけないことが増えた

幼児教室に通い始めたことにもあるように、今まで近所の散歩くらいだったのが徐々に外に出なければならないことが増えます。

特に認可保育園に落選してからは区役所へ出向いたり、認証保育園の見学を立て続けに何園も行いました。

見学は午後だったり、夕方だったりと時間がまちまちでそれに合わせ娘がぐずらないよう授乳を済ませお腹が減らないようミルクを飲ませることも多くなりました。

また電車やバスを乗ることも増え行動範囲が広がったことは自信にも繋がりました。

周りの人の理解

これまで記した3点ですがこれらは夫や母がとても理解してくれて協力してくれたので成り立ちました。

母はほぼ2週間に1度は顔を出してくれ、助産院にも毎回付き添ってくれました。

夫は母乳育児信者になってしまった私を一度も口出ししたり、笑ったりすることなく口数が多くなかったので当時はあまり気づかなかったのですが私に合わせてくれてました。

それは助産院への通院や搾乳機の購入など費用面でもそうですし、母乳の為にこれしたい、母乳に悪いからこれできないといった要望にも付き合ってくれてました。

正直もっと痒い所に手を伸ばしてほしいと思うことも間々ありましたし、ブチ切れしたこともありましたが夫なしには回復できなかったと思います。

産後うつを経験してみて

長くなりましたがこのようにして産後うつから回復することができました。

仕事や学校と違って、大切な我が子と思いつつも逃げられない産後うつは今思い出しても二度とかかりたくありません。

そんな母乳全然飲まなかった娘ももう3歳!

身体は小さいですが運動が大好きでずーと喋ってるような子供になりました。

これを読んで同じ境遇にいる方が少しでも楽になってくれたら本望です。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

2人目出産時はちゃんと予防したので産後うつになりませんでした。

【実証済み】ツライ産後うつ回避する対処法10コ

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