絶壁や斜頭といった頭のかたちの歪みに対して
厚生労働省でも推奨されている治療法のヘルメット治療。
1歳の息子が使用しているアイメットは
日本の気候や日本人の赤ちゃんの頭や骨格に合わせた設計の
日本製造の治療用ヘルメットです。
頭のかたちの治療に合わせ都度、
ヘルメットの内側を総メンテナンスできることが大きなメリットですが
その分、耐久性はあまりなく赤ちゃんの力でも
むしり取れるのがデメリットでした。
そこで今回はアイメットからもらったメンテナンスキットを使用して
自分でメンテナンスをしてみた体験レビューをまとめます。
はじめての方でもキレイに仕上がるポイントがたくさんあります。
・失敗しないポイントが分かります
アイメットのスポンジの破損はどんなものか
アイメットはヘルメットの内側がスポンジ製になっています。
緑と青のスポンジは厚さは同じですが、
弾力が違い頭を丸くなるよう導いてくれます。
このスポンジは被っている分には問題ありませんが
つまんで引っ張ると赤ちゃんでもむしり取ることが出来てしまいます。
また、直接頭に触れているので汚れてしまったり、
汗などで剥がれてしまうこともあります。
あやぽりん
自宅メンテナンスで用意する物
- スポンジ(アイメットからもらえる)
- チューブタイ(アイメットからもらえる)
- ハサミ
- マジック
- 強力両面テープ
アイメットからもらったメンテナンス用キットと家にあるもので
強力両面テープはアイメットの方にメンテナンスしてもらう時に
使用しているものと同じこちらを使用します。
自宅メンテナンスのポイント
自宅でメンテナンスをする時のポイントはこちら
- 破損した部分をひとつづつ剥がす
- スポンジは大きくカットし、微調整でカットしていく
- ヘルメット上部に合わせてカットし、下部ははみ出たところをカットしていく
- 本体に貼った両面テープにスポンジを貼るようにする
破損した部分をひとつづつ剥がす
破損した部分が広範囲だと全部スポンジを剥がしてから
メンテナンスしたいと思うかもしれませんがストップしてください!!
その理由は2つ
- メンテナンスしにくい。隙間が空く要因
- スポンジの位置が元と変わってしまう可能性がある
弾力の違う2種類のスポンジの位置は
医師とアイメットの社員が決めて都度的確な位置に貼り合わせてくれます。
一度に剥がしてしまうと
その位置がメンテナンス後ずれてしまう可能性があります。
また一度に剥がしてしまうとそれぞれの継ぎ目の位置が分からなくなるので
隙間が生まれたりキレイに張り合わせられないことになります。
スポンジは大きくカットし、微調整でカットしていく
メンテナンス用のスポンジは実物より大きいです。
なので必要な大きさより大きくカットしてから微調整してください。
少し大きいくらいが押し込んで隙間なく貼り付けられます。
あやぽりん
ヘルメット上部に合わせてカットし、下部ははみ出たところをカットしていく
ヘルメットの左右は微調整しながらカットしていきますが、
上下ははみ出していて構いません。
貼り付けてからカットします。
ただ上部にはみ出した部分をカットするよりも
下部にはみ出した部分をカットした方がきれいに仕上がるので
上部のかたちに合わせてカットしておくと良いでしょう。
本体に貼った両面テープにスポンジを貼るようにする
貼り付ける際は最初にスポンジに両面テープを貼るのではなく
ヘルメット本体に両面テープを貼りスポンジを添わすように
貼り付けるようにしてください。
理由はこの2つ
- 本体、通気用の穴を塞ぐ可能性がある。
- 他のスポンジにくっ付くとスポンジがちぎれる可能性がある
いざメンテナンス
先ほどのポイントを踏まえながらこのように進めていきます。
- 破損した部分を剥がす
- 破損した部分に合わせて油性ペンで型どり
- 少し大きめにカットし、その後、微調整する
- 本体に両面テープを貼る
- カットした両面テープを張り合わせ、はみ出たところをカットする
破損した部分を剥がす
こちらが今回メンテナンスする破損部分です。
耳周りともみあげのあたりのスポンジがひどく破損しています。
最初にメンテナンスをする耳周りのスポンジを剥がします。
破損した部分に合わせて油性ペンで型どり
実際にスポンジをあてながら油性ペンで型と取っていきます。
ズレの原因になるのでひとつずつとりましょう(上記ポイント参照)
少し大きめにカットし、その後、微調整する
型を取った部分の外枠より大きめにカットしていきます。
あやぽりん
本体に両面テープを貼る
通気用の穴を塞がないように本体に両面テープを貼っていきます。
カットした両面テープを張り合わせ、はみ出たところをカットする
本体上部に合わせて、スポンジを貼り合わせ
はみ出た部分をカットします。
同様にもみあげ部分のスポンジもメンテナンスしていきました。
ビフォー・アフター
こちらが本来のアイメットです。
Before
耳周りは本体の白い部分が見えてしまうほどボロボロです。
After
隙間なく貼り付けることが出来ました。
もみあげ部分は額部分と繋がって大きな一枚のスポンジでしたが
今回は破損がひどい部分のみ剥がしメンテナンスしました。
アイメットの方が貼り付けているものより滑らかではないですが
素人でもメンテナンスできました!
自宅でメンテナンスしてみたまとめ
今回は自宅でアイメットのメンテナンスをしてみました。
用意したものはこちら。
- スポンジ(アイメットからもらえる)
- チューブタイ(アイメットからもらえる)
- ハサミ
- マジック
- 強力両面テープ
ポイントはこちら。
- 破損した部分をひとつづつ剥がす
- スポンジは大きくカットし、微調整でカットしていく
- ヘルメット上部に合わせてカットし、下部ははみ出たところをカットしていく
- 本体に貼った両面テープにスポンジを貼るようにする
工程はこのようになっています。
- 破損した部分を剥がす
- 破損した部分に合わせて油性ペンで型どり
- 少し大きめにカットし、その後、微調整する
- 本体に両面テープを貼る
- カットした両面テープを張り合わせ、はみ出たところをカットする
いつも病院でメンテナンスしてもらっているときと
全く同じにキレイにはできませんでした。
しかし、この状態で定期検診に行っても下手さを指摘されるどころか
メンテナンスしていることを褒めてくれたので
今回のクオリティで問題ありません。
ヘルメット治療は装着できる期限があります。
できるだけ良い状態のヘルメットを長時間被って
キレイな頭のかたちになってほしいですよね。
皆さんの治療がよりよいものになることを願っています。